リンドウ(リンドウ科)
秋の花としておなじみですが意外と自生を目にする機会は少ないような気がします。山地の草原に咲き、日が当たると花が開き、日がかげると花は閉じてしまいます。リンドウの花は花期が長く、日当たりの良いところでは冬の初め頃まで咲いていることがあります。
マツムシソウ(マツムシソウ科)
秋の初め頃、高原の草原に咲きます。薄紫の花が群れて咲いている姿は秋が来たことを実感させてくれます。
「うれしくも わけこしものか はろばろに まつむしそうの さきつづくやま」長塚節
キバナアキギリ(シソ科)
秋に桐に似た黄色の花をつけるので黄花秋桐。低い山地の木陰に咲きます。同じ黄色の花でも秋に咲く黄色は春の花に比べてなんとはなしにもの悲しい感じを受けます。
オミナエシ(オミナエシ科)
秋の七草の一つ。女郎花と書き、白花のオトコエシ(男郎花)に対する名です。女郎花と書くようになったというのは延喜年間(901~923)といわれるから随分昔からの呼び名ですね。
イヌタデ(タデ科)
タデの仲間だが食用にならないので犬の蓼、イヌタデ。別名あかまんま(赤いごはんの意味)と呼ばれ、昔は子供のおままごとに使われました。田の畦や道端に多いのですが、最近の街中では見なくなってきています。
フジバカマ(キク科)
秋の七草の一つだが今では分布も限られ、自生地は減る一方です。これも植栽もの。つぼみの頃摘んでドライフラワーにすると桜餅のような香り(クマリン)のポプリになります。
キンモクセイ(モクセイ科)
街中を歩いているとどこからともなくこの花の香りが漂ってくると秋を感じます。トイレの芳香剤の匂いとして覚えている方もいるかも知れませんが、実際の花の香りの方が自然で澄んだ感じがします。そして秋の雨の後には道の上がみかん色になるくらいこの花が散り敷いて。
コスモス(キク科)
秋桜の名にふさわしく、秋の庭、公園で妍を競います。思った以上に丈夫な草花で、こぼれ種から毎年花を咲かせてくれたりもします。肥料をたっぷり与えて育てたら2mくらいに育ったことがあります。