花の八ヶ岳8
(承前)
横岳の岩稜地帯を行くと、そこここに可憐な花々が見られます。
オヤマノエンドウ(写真1)は、鮮やかな紫色で目を引き付けます。
岩から下がったヒゲのようだというのでイワヒゲ(写真2)。これでも木です。八ヶ岳には萼が青いセイカイワヒゲと赤茶色の普通のイワヒゲ、そしてそれらの交配種(中間種)が混在しています。
ツガザクラ(写真3)は、栂(ツガ)に似た葉で可憐な花を桜に喩えたのでしょう。花は壺状で桜に似てはいません。
クモマナズナ(写真4)は高山性のアブラナ科の植物です。ちょっと地味ですが、良く見ると小さくてもアブラナ科、十字花の特徴を持っています。
ミヤマキンバイは(写真5)は鮮やかな山吹色の花。山吹と同じバラ科、遠目にも目立つ花です。
イワベンケイ(写真6)は海岸に咲くベンケイソウの仲間です。肉厚の葉に水分を蓄え、乾燥地帯でも花を咲かせます。
横岳の岩場を抜けると花も幾分少なくなります。行く手にはこれから登る赤岳が、横に富士山をアクセントにしてそびえ立っています。
八ヶ岳最高峰の赤岳は2899m、最後の登りです。(あと一回です)
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